2010年3月12日金曜日

dkmsでカーネルアップデート時にPT2のドライバを自動適用する

カーネルアップデート時にPT2のドライバを自動適用できるようにdkmsを設定する。

注意:
カーネルが2.6.31-21にアップデートされたときに確認したところ、dkmsの設定をやっていると起動時のログに
pt1-drv:disagrees about version of symbol module_layout
というメッセージがでて、PT2が認識されない状態になった。
とりあえずdkmsで適用しないようにしたらちゃんと認識されるようになったから、ドライバの再インストールは手動でやった方がトラブルはなさそうだ。

dkmsを使わなくするには下記のコマンドを実行する。
#sudo dkms add -m pt1 -v d89f0da0a7e4 -all


最新のドライバをダウンロードする。
http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2

ダウンロードしたファイルを解凍する。
今回は「pt1-d89f0da0a7e4」のディレクトリで解凍された。

「pt1-d89f0da0a7e4/driver/」を/usr/src/pt1-d89f0da0a7e4/にコピーする。

#cp -R pt1-d89f0da0a7e4/driver/ /usr/src/pt1-d89f0da0a7e4/

/usr/src/pt1-d89f0da0a7e4/にdkms.confファイルを作成する。
dkms.confの中身は以下の通り。

PACKAGE_NAME="pt1"
PACKAGE_VERSION="d89f0da0a7e4"
MAKE[0]="make KVER=${kernelver}"
CLEAN[0]="make clean"
BUILT_MODULE_NAME[0]="pt1_drv"
DEST_MODULE_LOCATION[0]="/kernel/drivers/video"
AUTOINSTALL="YES"

PACKAGE_VERSIONにはディレクトリの「-」以降の文字を指定する。今回の場合は「d89f0da0a7e4」となる。

ソースファイルの配置が終わったらdkmsに追加する。

#dkms add -m pt1 -v d89f0da0a7e4
#dkms build -m pt1 -v d89f0da0a7e4
#dkms install -m pt1 -v d89f0da0a7e4


以上で設定終わり。

dkmsでカーネルアップデート時にCrystal HDのドライバを自動適用する

カーネルアップデートのときに自動でCrystalHDのドライバを適用できるようにdkmsに設定する。

Packages in “PPA for XBMC SVN BUILDING” : PPA for XBMC SVN BUILDING : “XBMC SVN BUILDING” teamからダウンロードできるドライバのMakefileだとカーネルモジュールのディレクトリを直接指定しているので、dkmsで自動適用できないんじゃないかと思っていたのだが、グーグルで検索したところdkms用CrystalHDドライバのファイルがあった。

RPM Search Mandriva 2009 dkms-crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1.i586.rpm
downloadからRPMパッケージをダウンロードして書庫マネージャで解凍する。

XBMCのCrystalHDドライバとRPMパッケージのCrystalHDドライバのdiff結果は下記の通り。


# diff -r ./driver/ ./usr/src/crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/driver/
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd.ko.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd.mod.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd_cmds.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd_hw.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd_lnx.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .crystalhd_misc.o.cmd
./driver/linuxだけに発見: .gitignore
./driver/linuxだけに発見: .tmp_versions
./driver/linuxだけに発見: 20-crystalhd.rules
diff -r ./driver/linux/Makefile ./usr/src/crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/driver/linux/Makefile
5,6c5
< CRYSTALHD_ROOT = /root/crystalhd-0.1.orig/driver/linux
< KDIR = /lib/modules/2.6.31-20-generic/build
---
> KDIR = @KERN_DIR@
9c8
< INCLUDES = -I$(KDIR)/include -I$(CRYSTALHD_ROOT)/../../include -I$(CRYSTALHD_ROOT)/../../include/link
---
> INCLUDES = -I$(KDIR)/include -I$(src)/../../include -I$(src)/../../include/link
./driver/linuxだけに発見: Makefile.in
./driver/linuxだけに発見: Module.markers
./driver/linuxだけに発見: Module.symvers
./driver/linuxだけに発見: autom4te.cache
./driver/linuxだけに発見: bcm_70012_dev.sh
./driver/linuxだけに発見: bcm_70012_run.sh
./driver/linuxだけに発見: config.log
./driver/linuxだけに発見: config.status
./driver/linuxだけに発見: configure
./driver/linuxだけに発見: configure.ac
./driver/linuxだけに発見: crystalhd.ko
./driver/linuxだけに発見: crystalhd.mod.c
./driver/linuxだけに発見: crystalhd.mod.o
./driver/linuxだけに発見: crystalhd.o
./driver/linuxだけに発見: crystalhd_cmds.o
./driver/linuxだけに発見: crystalhd_hw.o
./driver/linuxだけに発見: crystalhd_lnx.o
./driver/linuxだけに発見: crystalhd_misc.o
./driver/linuxだけに発見: modules.order

# diff -r ./include/./usr/src/crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/include/
diff -r ./include/bc_dts_types.h ./usr/src/crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/include/bc_dts_types.h
86,87d85
< #define TEXT
<
/home/daisuke/src/usr/src/crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/include/だけに発見: bc_dts_types.h.0001


コンパイル済みのオブジェクトファイル以外の違いはdriverディレクトリのMakefileのカーネルモジュールディレクトリ指定部分とinclude指定部分、includeディレクトリのbc_dts_types.h、bc_dts_types.h.0001くらい。

RPMパッケージをそのまま使っても問題なさそうなのでcrystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1を/usr/src/にコピーする。


# cp -R crystalhd-0-0.20100120.1mdv2009.1/ /usr/src/


dkmsにcrystalhdを追加する。

#dkms add -m crystalhd -v 0-0.20100120.1mdv2009.1
#dkms build -m crystalhd -v 0-0.20100120.1mdv2009.1
#dkms install -m crystalhd -v 0-0.20100120.1mdv2009.1


以上でカーネルアップデートがあってもCrystalHDドライバが自動適用される。

2010年3月11日木曜日

Wineをインストールする

Windows用のプログラムをLinuxで使えるようにするというWineをインストールしてみた。

SynapticパッケージマネージャにてWineをインストールする。
クイック検索にwineと入力し、パッケージを表示。
wine1.2をインストール指定する。

依存関係のパッケージの確認メッセージが出るのでマークをクリック。


Synapticパッケージマネージャの適用ボタンをクリックしてWineをインストール。

とりあえずここまでやればWindows用プログラムがUbuntuでも動く。
インストールするバージョンによっては日本語フォントのシンボリックリンクを設定しなければいけないようだが、自分の環境では得になにもしなくてもwineの設定画面が日本語が表示された。

ただ、Windowsのソフトによっては文字化けがあったりでなにかしら設定する必要があるのかもしれない。

2010年3月10日水曜日

2ch ブラウザ V2Cのインストール

UbuntuのパッケージマネージャからインストールできるJDという2chブラウザでは2ch互換掲示板である「したらば掲示板」の過去ログが見れないので他の2chブラウザV2Cを使ってみた。

V2CはJavaで作られているのでSynapticパッケージマネージャで 「openjdk-6-jre」 をインストールする。
画像で選択されているパッケージをインストールする。依存関係のあるパッケージも同時にインストールされる。

V2Cをダウンロードして解凍する。
V2C TopからJREなしのtarアーカイブをダウンロードする。
ファイルを書庫アーカイブで解凍する。
ここでは/home/<ユーザーフォルダ>/bin に解凍した。

解凍したv2cディレクトリのv2cファイルをダブルクリックし、v2cを実行する。

以上でv2cが起動されるはず。

デスクトップツールバーのアプリケーションメニューバーから起動できるように設定する。

ツールバーのアプリケーションの上で右クリックし、メニューの編集をクリック。
左の一覧からインターネットを選択し、右にあるボタンの「新しいアイテム」ボタンをクリックする。


ランチャの作成にてv2cファイルを指定する。


OKボタンをクリックするとメニューにV2Cのショートカットが作成される。

以上で一通りのインストールは終わり。

2010年3月1日月曜日

XBMCで地デジ録画ファイルを再生する

XBMCで録画したファイルを再生してみた。

録画ファイルのディレクトリをビデオに追加し、再生するがインターレースのためか縞々の横線が表示されてまともに見れない。
ビデオ設定を開こうとするとフリーズし、電源長押しで強制終了させないといけなくなった。

XBMCのCristal HDを使用した再生に問題があるのか、それともドライバの問題か。
ともかくXBMCで地デジ録画のTSファイルの再生はできないようだ。